アメリカのペット事情~NY発信

アメリカNY州で猫と暮らす主婦が見たアメリカのペット事情色々を報告

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安楽死の本当の意義 

2014/04/04
Fri. 10:18

先月、アメリカ人と日本人の安楽死についての考え方の違いについて書きました。
詳しくは
ペットの最後を看取る時
クローバーのその後
クローバーと過ごした最後の3日間  へ。

あれから、よそのブログさんで「治す事ができない重症末期」の猫や犬のお世話を
している方々の記録を読む機会があり、また安楽死の意味について考えていました。。
実をいうと、私はクローバーの一件以来、少しづつ考え方が西洋寄りしています。
クローバー自体は老衰だったので、これはもちろん「治せない重症」の犬や猫
がすぐには死なない場合(おそらく数カ月以上にわたって)の話です。

そしてもちろん、アメリカ人のように「獣医に連れていったその場で決心」などと
極端な話ではなく、悩んで悩んで悩みぬいた末に安楽死を選ぶことを前提とした
話をしたいのです。
追記:その場で即決しなければならない場合もある事、教えて頂きました。
誤解を招くような表現になった事、ご容赦下さい。


私は肉体的苦痛をペットに負わせたまま生かし続けることが、飼い主の愛情なのか
それとも自分が単にペットを失いたくないエゴなのかについて考えていました。
その難しすぎる問題をどう表現していいか分からない私に、ものの見事に説明
してくれた獣医師の記事を「私に何の関係があるのだ」さんのブログで見つけ
たんです。これを読んだ時、私が言いたい事はまさにこれだと思いました。

愛する犬や猫が、どのような肉体的苦しみを長時間にも渡りかかえてもなお、
安楽死を絶対的に盲目的に選択しないと思っている人にぜひ読んでほしい。

安楽死=Good Death ~ ベンジャミン先生の手紙

私は飼い主によって考え方の違いがあっていいと思います。
しかしながら、私が特にこの先生の手紙で共感した部分をコピーします。

動物にとって不必要な苦しみは何の得にもなりません。
動物はいかなる状況に置かれても
苦しみを良いことだとか望ましいことだと思うことはありません。
ただただ苦しみのみです。
安楽死を「自分の決定がこの動物の命を絶つ」というネガティブなものではなく、
長引く無用な苦しみを愛する動物に味あわせてはならないという愛情の行為である
というポジティブなものとしてとらえてみてはどうでしょうか。

私は動物の立場にたって考えることにしています。
飼い主にとって苦しい選択である「安楽死」は
ペットを苦しみや痛みから解放することができる救いなのです。
致死量の麻酔薬を投入する痛みのないものです。
不要な痛みを取り去って見送ることができることは
私たちのありがたい特権だと考えています。
自然に死なせるということは必ずしも早く痛みのないものではありません。
ときとして残酷にもゆっくり 、呼吸困難や痙攣を起こしたりと
悶絶の苦しみを味わうこともあります。


飼い主が負うのは「精神的な苦しみ」
ペットが負うのは「肉体的な苦しみ」
どちらも同じなのでしょうか。
動物虐待を「愛のない拷問」とするなら、
無理な延命は「愛のある拷問」にならないでしょうか・・?
動物にとっては肉体的苦痛に変わりはありません。
飼い主が、ペットの苦しみを取って変わってやる事が出来ない。


正直、将来万がいち、自分がうちの子で安楽死か自然死かの選択を迫られる
ようなことが起きた時には、どうするか想像もつきません。
獣医にもう治せないと言われたら、私は決心できるだろうか?
だから今はただ、自分の考えを言ってみただけにすぎないのでしょう。
しかしながら、私は自分が悩むがゆえに、うちの子に苦痛を負わせたまま
にする期間はせめて1週間・・2週間以内にしようという覚悟はしておこうと
漠然と思っています。



ところで、このような話題をふると必ず反対意見があると思いますが、
「殺されるために生まれてくる命などない」
とか、
「命の重さがあなたは分かってない」
とかいう、命の尊厳に関する事を、肉食の方から言われても私は理解は
できませんので、ご承知置き下さい。

私は肉食ですから、人が動物に対し、「命の重みがある動物」と
「命の重みがない動物」を分けていることを認めざるをえません。
でもそれも変だなと最近思い始めたんです。

そしてまた、私がペットを捨てて殺処分にすることを反対する時の理由は、
命の重みうんぬんとは違う次元のことです。
愛情がないゆえに殺す
愛情があるゆえに逝かせてあげる
これは全く別物だからです。

今日は安楽死を「尊厳死」と考える機会をもちたいと思って自分の思う全てを
書きましたので、コメントは歓迎しますが、ここに書いた以上の意見はありません。
そして、あまりにも長引く重症末期の子を介護する方に安楽死を勧めたい方が
いたら、ご自由にこのページをリンクして下さい。

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コメント

こんばんは。

書かれてること、すごくよくわかります。
以前飼ってた愛犬は、末期の癌で安楽死を選びました。
僕が抱きしめたまま、先生に楽にしていただきました。
泣いて泣いて泣き明かしたけど、今でもあの選択に後悔はしていません。
愛するあの子を毎日苦しめる癌が許せなかった。。。

セロリ #mQop/nM. | URL | 2014/04/04 12:02 * edit *

私も安楽死の経験があります
子猫に毒を飲ませられ一晩中狂って・・・
病院が開くのを待って飛び込んだのです
手の尽くしようもなく苦しんでいるのを抱きしめて
注射を打ってもらいました
首を絞めて早く楽にしたい・・・
でももし助かるなら・・・
一晩中悩み苦しんで
子猫はもっと苦しかったでしょう
それ以来緊急時夜間でも見てくれる獣医さんがいたら
いつも願っていました
いまそれに対応して貰える獣医さんが側にいるのがとても心強いです

茶チャママ #Wb6Olee. | URL | 2014/04/04 18:18 * edit *

難しい問題ですね。
私は高齢の為、腎不全になった猫を看取りましたが、その時は彼女にとって1番良いと考えられることは何か?自分に問う日々を必死に送っていました。
どちらかというと、クローバーさんの場合と近いかと思います。
日々、動物たちとまっすぐ向き合っているのならば、その時選択したことを受け入れてくれるでしょうし
自分自身の後悔もないのではないでしょうか。

nao #- | URL | 2014/04/05 07:58 * edit *

コメント頂いた方
どうも有り難うございます。
苦渋の決断の末の別れも、悩みながらの介護も、どちらも飼い主さんの
深い愛情なんですよね。今は私は理想論を書いたにすぎませんが・・

このベンジャミン先生の手紙をシェアしたのは、彼が医師として感情を
交えずに説明していても、先生の動物への深い愛情と尊敬の念を感じたから
なんです。そして先生の写真を見て、本当にこの方は動物が好きで
ご自分の使命を果たしている方なんだなあと思いました。

この先生がどんなケースでも安楽死を勧めているわけではないことは、
文面をじっくり読めば分かりますが、「動物の立場になって考える」という
ところに、一番大事なことが要約されているように思います。

とりあえず今は、読む人の解釈の仕方が違っても、人の価値観は変える
事は出来ないので、それでいいのでしょうね。

Mischa #vK9fbjOE | URL | 2014/04/06 10:21 * edit *

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

# |  | 2014/04/07 17:00 * edit *

安楽死に賛成

19歳の愛犬(黒柴)が昨年夏から急に衰え、ここ数ヶ月は夜間ほぼ2時間毎に鳴いて起こされ、オムツをしていますが排便排尿のため屋外に抱いてだし、歩行が不安定で倒れると起き上がれないので、疲れて寝るまで面倒を看ております。
夫婦共 睡眠不足・ストレスで疲れて体調も悪化しつつあります。

これまで他人に自慢できるほどの愛情を注ぎこんできましたが、この現状から安楽死も考えざるを得ないとネットを開きました、みなさんの意見をいろいろ見ましたが安楽死を肯定する意見が少なく、当事者の苦痛を斟酌せずに無責任に、そのような考えは人でなしと批判するような書き込みもあります。
私はペットと人間社会とは一線があり、人が手助けしなければ動物として生きて行けない状態になったら、飼い主の責任は満了し、以降はその人その人の考えで面倒を看ればよいと考えます、決して批判がましいことは差し控えるべきと思います。

白髪のじいさん #- | URL | 2014/04/09 02:53 * edit *

白髪のじいさん様

>私はペットと人間社会とは一線があり
おっしゃる意味分かります。ペットは家族でもありますが、私は神道の信徒
で、神職の先生にたまに畜魂の世界と人間界をごちゃまぜにしてはならない
と注意される事があります。

ネットでは、顔が見えない為、人は言いたい放題になりがちですね。
19歳のワンちゃんも、その状態ではもう犬として幸せとはいえないでしょう。
それなのに、心臓が止まってくれないとは、可哀そうなことです。
あとはもう、ご夫婦の判断で、よろしいのではないでしょうか。
ワンちゃんの様子が分かるのは、あなた様ご夫婦だけであって、ネットの向こう
にいる人達ではありませんから。

私はむしろ、いかなる苦しみであってもけして命果てるまで生かせておけと
主張する人達の意見は、
「最後まで苦しませろ!その苦しみを、止めてやるな!」
と言ってるようにしか、聞こえません。苦痛が、命の尊さ、うんぬんの倫理をはるかに
超えています。
これほどの拷問はないですよ。




Mischa #vK9fbjOE | URL | 2014/04/09 09:42 * edit *

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