アメリカのペット事情~NY発信

アメリカNY州で猫と暮らす主婦が見たアメリカのペット事情色々を報告

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クローバーと過ごした最後の3日間の記録 

2014/02/27
Thu. 20:26

昨日の日記を書いた日の夕方、19歳のお婆ちゃん猫クローバーは主人と私が見守る中
静かに息を引き取りました。このまま介護が長引いてしまっては、私の価値観を義母と夫
に押し付けたがためにクローバーをかえって苦しめてしまうのではないかと本当に心配
したので、このような形で彼女を見送ることができ、ほっとしました。。。。


<日曜日、初日の夜>
思いがけずクローバーの世話に一生懸命になったのは夫の方でした。

clover1-500-281.jpg

クローバーを2階の私達の寝室に連れていくと、新聞とパソコンを持ってきて、
その日から夕食の後は2階でクローバーと一緒に過ごすことにした夫。
クローバーがそばに来れるようにと、夫がマットレスを床に敷いて私らの寝床を作りました。
彼の横にクローバーをベッドに入れておいていたのに、朝起きてみると私達の布団の上に
移動しているクローバー。。。必死で動いてきたのかな。
じゃ、ずっと3人で川の字になって寝ようね。


<月曜日、2日目>
まだ何とか立ちあがることが出来るものの、水しか受け付けない。
猫トイレも使えないので急きょオムツを買いにいくことに。
IMG_1763.jpg

見た感じは、そうとう衰弱している。今息絶えてもおかしくないくらいに。
落ち着かなくて、家事はやめて1日中クローバーと同じ部屋にいる事にした。

IMG_1768 (500x281)

主人は仕事から帰るとまっさきにクローバーのいる部屋へ。
夕食の時だけ1階へ行き、あとは二人で寝室へ行ってネットしたり、TVを見たりして
ずっとクローバーと過ごす。時々動きたがるが、もう起き上がる事ができなくなったので、
私が寝返るのを手伝った。


<火曜日、3日目>
完全に寝た切りになってしまったクローバー。。。
なんとか水だけは飲むことができる。

IMG_1770.jpg

私がささえて水を飲ませる。これが最後の、ほんの一瞬自力で立ったクローバーの最後の姿。
オムツ姿が可愛いくて、とても愛おしい。
この日の夜、
主人と寝室で過ごしていると、クローバーの口元から血液らしきものが流れているのを発見。
夫はひどく動揺して泣きだしてしまった・・・。
私にもよく分からないが、多分床ずれが起きて唇の皮膚が擦れたのか。
爪が毛布にひっかかるので切ってあげたのだが、その爪先が口元にあたったのか。
よだれと一緒に血がまじって、毛布のあちこちに着いてしまう。
主人がこのままにしておいていいのかと言うので、とにかく明日まで待ってくれと頼む。
2日もたたずクローバーは逝くだろうと過信していた私も、この時点から悩み始めた。


<水曜日、4日目>
朝目が覚めるたびクローバーが息をしているか夫と確かめ、生きているとほっとする。
クローバーはまだ頭と脚先をわずかに動かせる。
なんとなく、こんな状態がまだ数日続くような気がしてきた。
私が間違ってたんだろうか・・・。
私が自然死にこだわるあまりに、クローバーを苦しめたままにしている・・。
でも、いまさら安楽死させる決心ができない。
ものすごく苦しくなってきて、ブログを書いた。


たったの2日間が、私達にとっては1週間のように長く感じたんです。
クローバーは義母の猫。もう電話して、義母にどうするか決めさせようと思った。
私が、アメリカにいるのに日本人としての価値観を押しつけてすみませんでした
と告げると、意外にも義母は
「いいえ、私はあなたにとても感謝をしているんですよ。
あなたの目から見て、クローバーが老衰の一途をたどっているだけに見えるなら、
このまま逝くのを待ちましょう。でも、もし彼女が苦しみ始めるようなことがあれば、
その時は教えてね。その時にまた考えましょう。」
と言ってくれたのです。


とにかく、ホッとしたというか・・・
自分がしている事に自信を持とうと思いましたね。
そして主人が帰ってきて、彼と交代で私がキッチンへいき夕食の準備をしている時に
彼が「もう近そうだ。すぐ来てくれ」と私を呼びました。


IMG_1772.jpg
魂が抜ける数時間前のクローバーを不思議そうに見ているセナ。


あわてて2階へ行くと、クローバーが口を開けたまま、お腹の空気が抜けるような息を
していました。主人と二人で泣きながら、クローバーに愛してるよと話しかけながら背中を
さすったんです。


何度ペットを失っても、慣れる事はけしてありませんね・・・。
20分くらいして、呼吸がとまりました。
私は、自分の人生で生まれて初めて人間でも動物でも、魂が抜ける瞬間に
立ち会いました。クローバーは夫が帰ってくるまで待ってたんだと思う。
間にあって良かった。


<木曜日、5日目>
朝主人が、うちの子達の動物病院に電話してクローバーの手続きをとりました。
アメリカではペットの遺灰を受け取ることができます。
早退して帰って来た主人と一緒にクローバーの亡きがらを預けに行きました。
タオルにくるんだクローバーを抱きしめながら通った田舎道。雪が舞ってとても切なく綺麗でした。


はじめて私に抱っこさせてくれたね、クローバー。




義母と主人からは、何度もクローバーの最後を世話してくれて有難うと言われました。
主人はこの経験から、私達日本人のペットとの最後の付き合い方を学んだと思います。
でも私には、アメリカ人の考え方を否定できません。
ある日本の文化人類学の学者が日米の死生観の違いについて、ネットのニュースで
述べていました。


日本人は死に方にこだわり、
アメリカ人は生き方にこだわる。


私には、日米の違いをこの学者は見事なほど端的に表現したなあと思えました。
長くなるのでなぜかは説明しませんが、おそらくその事がペットの最後の対処の仕方
にも関係があるのでしょう。この事について触れる機会があればまた話します。


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コメント

天寿を全うできてよかったですね。
お疲れ様でした。

実は私も3年前に18歳の愛猫を
看取りました。
1人暮らしを始めてからずっと生活を共にし、成長のサポートをしてくれた大事なパートナーだったので
容態が悪化していき、死を受け入れていく過程が何より辛かったことを
思い出します。
腎不全だったので、発作や、尿の垂れ流しはしょっちゅうで、毎日、不安でしかたなかったです。
でも、安楽死も、入院も、自分の選択肢には1ミリもなかったんです。

だから、気持ちはよくわかります。

よく、わかるんです。

クローバーさんは今頃、感謝に溢れて魂となり近くにいると思います。

nao #- | URL | 2014/02/28 00:23 * edit *

はじめまして。

いつも、読ませて頂いています。初めてのコメントさせて頂きます。

今日の記事を読んで、動物を愛する気持ちに国の違いはないのだなぁ。と思いました。
安楽死を考えられていたご主人の看取りを決めてからの献身的な様子は、とても心を打ちました。考え方は違ってもクローバーを大切に思う気持ちは同じ。最後まで愛されてクローバーはきっと幸せな気持ちで旅立ったんじゃないかと思います。

死生観って国や人によって一番違う本当に根本の根本の部分ですね。どう死ぬかはイコールどう生きるかなのだと思います。逆も同じ。
そんな事を今回のクローバーちゃんの事で改めて考えました。

ぽんきーぷりん #- | URL | 2014/02/28 08:23 * edit *

naoさん
暖かいコメントどうも有難うございます。
読みながらまたジーンときて涙が出ました。
Naoさんにもそういう事情があったんですね。辛かった記憶を思い出させてしまって
ごめんなさい。
わずか3日の事で大げさだなあと思った人もいるかもしれませんが、
ものすごく長く感じました。Naoさんにとっては、愛猫の介護の日々がきっと、
もっと長く長く感じたことと察します。
獣医さんにはクローバーに負担がかかるので、家をうつさない方がいい
と言われてました。でもペットシッターさんは、クローバーにあげたエサ
を彼女が食べてないと他の猫が食べてしまうので、容態に気がつかなかった
と思います。今はただ、主人と二人でなぜもっと早くうちに連れて来なかった
かと後悔するばかりなので、Naoさんのコメントすごく嬉しかったです。

Mischa #vK9fbjOE | URL | 2014/02/28 08:41 * edit *

ぽんきーぷりんさん
こちらこそ、はじめまして。コメントどうも有り難うございます。
そうなんですよ・・うちは、夫の方がまだめそめそしてます^^;
なにせ彼が大学生の頃から実家にいた猫ですから。。。
両親の家に行っても、もう彼女が外で出迎えてくれる事がないと思うと
寂しいです。春になったら遺灰の壺を大好きだった庭に埋めてあげよう
と思っています。

愛しているからこその、安楽死。
愛しているからこその、最後まで生かせる。

どっちも、同じ愛に変わりはないんだなぁと、私も思いました。
ぽんきーぷりんさんのおっしゃる通りです。
前者の、決断の早さにはいまでも違和感を感じる私ですが、
違人種を理解するというのは、思っている以上に難しい事ですよ。

Mischa #vK9fbjOE | URL | 2014/02/28 08:50 * edit *

クローバー、亡くなりましたか・・
ご主人と一緒に看取れて良かったですね。
わたしもうちのネコが死んだ時、生まれて初めて生き物が息を引き取る瞬間に立ち会いました。
死はいつかやって来ると、頭のなかでは理解していても、いなくなった後に感じた”絶対的な別れ”は寂しいものです。
生命はなくなるとどこへ行くんでしょうね。輪廻というものは信じているので、きっとどこかで会える気がしています。
順番でいけば、今いる子たちの死にも立ち合うのかと思うと、相当エネルギーも必要そうですね。
クローバーとのお別れ時間を大切にして下さい。ご冥福をお祈りいたします。

yoyo #lIyKC2Ww | URL | 2014/02/28 10:22 * edit *

Yoyoさん
コメント有難うございます。Yoyoさんも初めてだったんですか。
私は、完全にクローバーの呼吸が止まったのを感じた時、他界した
義父が彼女を天へ連れていくような錯覚を感じました。
実際は、人間と動物の天国は違うところにあるそうなんですけどね。
クローバーの魂は、どこにあるのかな、とその一瞬思いました。

>順番でいけば、今いる子たちの死にも立ち合うのかと思うと
同じこと考えましたよ~
多いほど、その数の別れがあると思うと・・・・・
そんな事言ってたらペットは飼えないですけどね^^;

Mischa #vK9fbjOE | URL | 2014/02/28 12:57 * edit *

クローバーちゃんお疲れ様でした
ご冥福をお祈りいたします
理解があるのあるお母様ですね
ご主人も一緒に看取ってくださって側に居てくれたら

動物は一人で死ぬものと良く聞きますが
心許した人が側に居てくれたら安心して逝く子が多かったです
何匹も見取り護していましたがこうして穏やかに見送れる子ばかりでは
お疲れ様でしたパパさんママさん

これからは保護ネコさんの方でも頑張らなきゃ^^

生と死・・・・
聞きたいですね

茶チャママ #Wb6Olee. | URL | 2014/02/28 15:29 * edit *

茶チャママさん
いつも有難う・・・。
そうですよね、動物もこんな自然死を遂げられる子は少ないと思います。
保健所やシェルターで死ぬ子達も含めると、クローバーみたいな猫は
幸運すぎると思いました。人間ですら、老衰の中でも自然死はわずかに
8%くらいしかいないそうですから!(お年寄りは肺炎とか心不全でよく
亡くなるでしょ?そういうのは自然死にカウントしないみたい)

アメリカで、愛するペットをなぜ安楽死させるかという話は、また機会が
あるたびに書きますね。じゃないと、延々と文化人類学論が続いて
しまいますから^^;

Mischa #vK9fbjOE | URL | 2014/02/28 17:41 * edit *

お疲れさまでした

最後の日々、本当にお疲れさまでした。
文化の違いは、Mischa様とご主人の様に、信頼があるから乗り越えられるものだと思います。

catreina #- | URL | 2014/02/28 21:38 * edit *

catreinaさん
ありがとうございます。
信頼で乗り越えるか・・・いい事言ってくれますね^^
そういえば、ドロンタール、飲ませました。

Mischa #vK9fbjOE | URL | 2014/02/28 22:42 * edit *

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

# |  | 2014/03/01 20:44 * edit *

セロリさん
暖かいコメント残して行って下さって有難う!
クローバーは義父母の猫なので、私達は3日間だけのパパ・ママを
しましたが、今頃は大好きだった義父と天国でまた一緒に寝てるかな・・
と想像しています。

いくら君、大事に至らずよかったですね。人間の男性みたいな事が犬にも
起こるとは。いくら君の母犬がまだ繁殖され続けられているかもしれないと思うと
私も胸が痛みます。。。そのうち、アメリカにおけるパピーミルのことを書くと
思いますので、よかったら見てみて下さい。
奥様にもよろしくお伝えくださいね。

Mischa #vK9fbjOE | URL | 2014/03/01 22:36 * edit *

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